POP before SMTP 設定メモ(2002/11/10) 
 

POP before SMTP って?

はっきり言って危険かもしれない・・・・。POP の認証がokだったら SMTP が通るなんて、って判る人しかわかりませんかね(笑)。

そもそもスパムメールは、他人の資源を活用しさも第3者から発信されたように見せかけ受け取った人も、その資源を使われた人(踏み台とも言う)に多大な被害を及ぼします。そのため大抵のプロバイダー、個人サイトは POP参照は許すけど、SMTPは同一ドメイン内(同一セグメント内)しか許さない様に設定しています。

そのため、この機能を有効にしてしまうと、他ドメイン(プロバイダーとか)からPOP認証がokの場合、SMTP が一時的(10分)有効となり SMTP を使えるという代物です。そのためユーザ管理を徹底していないと・・・・。とんでもないことになります。

設定方法

Qube3J は、もともと POP before SMTP がインストールされているのです。但し、上記のこともあり、ある時点(OS アップデート 4.0)から使用不可能となっています。そのため、下記の操作をした後のメーカーによる保証、踏み台とされた場合について、当方は一切関与いたしません。

具体的には、Qube3J のパッチ「2002年4月24日 Qube3-ja-Update-4.0.pkg」を当てた後の操作となります。詳しくは KnowldgeBase(英語)をご覧ください。

説明が長くなりましたが、本題の手順です。まずは上記 KnowldgeBase のサイトから、pop-before-relay-fix.pl をダウンロードし、/tmp などに転送しておきましょう。

# chmod 755 pop-before-relay-fix.pl
# ./pop-before-relay-fix.pl /etc/mail/sendmail.cf > /etc/mail/sendmail.cf.popauth
# cd /etc/mail
# cp sendmail.cf sendmail.cf.bak
# cp sendmail.cf.popauth sendmail.cf
# /etc/rc.d/init.d/poprelayd restart
# /etc/rc.d/init.d/sendmail stop
# killall -9 sendmail
# /etc/rc.d/init.d/sendmail start