*** Postfix+Dovecot(シングルドメイン)の設定 [#j2812a35]

- シングルドメインといっても特別なことはなく、sea-bird.org のドメインでメールを送受信できること。~
マルチドメインという言葉があるので、あえて違うという意味で使ってみてます。~
COLOR(RED){間違っていたら指摘してください!(汗)}

*** Postfixを設定する [#lb8b9130]

- Postfixを設定する前に必ずDNS情報が配信されていることを確認してください。そーしないと・・・~
いくらPostfixを設定してもメールを受け取ることができませんから(笑)~
COLOR(RED){そんな私は、サーバを設置して初っ端から3日悩んでました}。してしらぬ間にメールが届いてる?なんて(w

: 前提条件 | COLOR(RED){''postfix''}パッケージがインストール((パーケッジの[[インストール方法>パーケッジのインストールの巻]]はこちらを参照))されていることが条件。~
パッケージの確認は、COLOR(RED){''rpm -q postfix''}コマンドで確認できるよ。~

- COLOR(RED){''/etc/postfix/main.cf''} 以下の定義値を修正または追加する。~
※くどいようだけど必ずバックアップファイルを作成してから作業すること。
 #ホスト名を設定する(ホスト名.ドメイン名)
 myhostname = ns.sea-bird.org
 mydomain = sea-bird.org
 #送信者メールアドレスの@以降をドメイン名にする
 myorigin = $mydomain
 #Postfix が待ち受けるべき全てのネットワークインターフェースを指定
 inet_interfaces = all
 #メールをローカルで受信するドメイン名を指定(ドメイン全体のメールサーバ)
 mydestination = $myhostname, localhost.$mydomain, $mydomain
 #信頼されたネットワークをCIDR (network/mask) 表記で指定(ローカルネットワーク)
 mynetworks_style = subnet
 mynetworks = 192.168.0.0/24, 127.0.0.0/8
 #中継を許可するドメインを指定
 relay_domains = $mydestination
 #メールボックスを各ユーザのホームディレクトリに配置
 home_mailbox = Mailbox
 # Postfixが出力する情報/なるべく嘘をついた方がよい
 smtpd_banner = $myhostname ESMTP sendmail 0
 #ホストの接続に関しての拒否/SPAM対応
 smtpd_client_restrictions = permit_mynetworks,
                             reject_rbl_client relays.ordb.org,
                             permit
 #メール送信時にアカウント名・パスワードをサーバに通知し、メールサーバから認証を受ける
 smtpd_sasl_auth_enable = yes
 smtpd_sasl_local_domain = $myhostname
 smtpd_recipient_restrictions = permit_mynetworks,
                                permit_sasl_authenticated, reject_unauth_destination
 #anonymousユーザを許さない
 smtpd_sasl_security_options = noanonymous

- 新規ユーザ追加時(''useradd''コマンド)にCOLOR(RED){~Mailbox}ディレクトリを作成されるよう設定~
Postfixを設定する前にアカウントを作ってしまったら、COLOR(RED){/home/アカウント/~Mailbox} を作ってあげる。
 # touch /etc/skel/Mailbox
 # chmod 660 /etc/skel/Mailbox

*** rootユーザ宛てメールを一般アカウントに転送する [#zaee7bec]

- マシンの管理者といえども常にrootユーザになってシステムの状態やメールなんてみることは不可能なので、~
一般アカウント(自分の)にrootユーザ宛てメールを転送するように設定しときましょう。

- COLOR(RED){''/etc/postfix/aliases''} ファイルを作成し修正または追加する。~
 # cp /etc/aliases /etc/postfix/aliases
 # vi /etc/postfix/aliases
  #webmaster:     root                    ←  コメント(#)にする
  # Person who should get root's mail
  root:           webmaster               ←  コメントを外して webmaster に修正

- 上記の設定を有効にするため次のコマンドを実行する。
 # /usr/sbin/postalias /etc/postfix/aliases

- sendmailを削除する。※MTAをPostfixにしたため不要だから
 # /etc/rc.d/init.d/sendmail stop
 # yum -y remove sendmail

: COLOR(RED){コメント} | sendmailを削除してもメール送信のプログラム等には影響がありません。~
何故ならPostfixが同じ動きをするからです。

*** Postfix を起動する [#e8abd7a2]

- postfix を起動する
 # /etc/rc.d/init.d/postfix start

- OSの起動を行なったときにpostfixを自動的に起動するように設定する
 # chkconfig postfix on

*** Dovecotを設定する [#c43bff81]

- Dovecotというのは、Postfixにより受信されたサーバからメールをクライアントに送付するものです。~
Becky!(([[RimArts>http://www.rimarts.co.jp/index-j.html]]のメーラーソフト、玄人好みで超有名っす))とかメーラを使って、サーバにメールを取りにいく。。。ってやってません? そうですサーバにメールをって、いうのを~
pop3とか設定しますね。それです。
- Dovecotは、pop3の他にも imap imaps pop3s をもっており設定も至極簡単!

: 前提条件 | COLOR(RED){''dovecot''}パッケージがインストール((パーケッジの[[インストール方法>パーケッジのインストールの巻]]はこちらを参照))されていることが条件。~
パッケージの確認は、COLOR(RED){''rpm -q dovecot''}コマンドで確認できるよ。~

- COLOR(RED){''/etc/dovecot.conf''} 以下の定義値を修正または追加する。~
※くどいようだけど必ずバックアップファイルを作成してから作業すること。
 #プロトコルを指定
 protocols = imap imaps pop3 pop3s
 #メールボックスを各ユーザのホームディレクトリに配置
 default_mail_env = mbox:~/Mailbox
 #chrootユーザのディレクトリ
 valid_chroot_dirs = /home

*** dovecot を起動する [#e8abd7a2]

- dovecot を起動する
 # /etc/rc.d/init.d/dovecot start

- OSの起動を行なったときにdovecotを自動的に起動するように設定する
 # chkconfig dovecot on

*** コマンドからメールを確認する [#id446e6b]
新着(~/Mailbox/new)メールがあるにもかかわらず mail コマンドで「No mail for」ってなるときは、環境変数がたりないから

- サクッと確認
 $ mail -f ~/Maildir

- .bash_profile
 export MAIL=$HOME/Maildir



*** 参考にさせて頂いたサイト様 [#i8d2aa41]
- [[はじめての自宅サーバー構築 - SMTPサーバの構築(Postfix)>http://www.kaju.homeip.net/postfix.shtml]]
- [[さまざまなタイプの電子メールプログラム>http://www.jp.redhat.com/manual/Doc72/RH-DOCS/rhl-rg-ja-7.2/s1-email-types.html]]

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