はじめに †
CG-NSC2100GT って? †
- PROMISE社製RAIDコントローラ搭載 2BAY RAID対応 ギガポート搭載 LAN接続ハードディスクケース
「HDD BANK TERA」 (NAS ディスクレスモデル) / CG-NSC2100GT 製品カタログ
- Linux素人(正確には、UNIX)ですと苦労します、ある程度Linuxのコマンドを理解しているのであれば最強のNASかもしれません。
短所 †
凄い注意点!! †
- 結果から先に言うとHDDを換装することを前提とする使用の場合は、シングルモードがお勧め。
※というかドライブ2基使用する場合は、換装を前提としちゃだめです。私は痛い目みました・・・。
- シングルモードで使用する場合の注意点
- シングルモード/RAID0/RAID1 が使用可能とマニュアルには書いてありますが シングルモード=RAID0 同じことです。
ですので!シングルモードでは、ドライブ1基(上側)で使用することを前提としてます。(確かに言葉通りですがね)
- シングルモード(RAID0)で使う場合は、必ずドライブ1(上側のドライブ)のみで使用すること!!
間違っても上側のドライブで作成したHDDディスクを換装するとき下側のドライブには、換装しては(入れて)いけません。
間違って入れてしまった場合は、そのまま物理的に抜けば問題ないですが、が!万が一!!RAIDドライブの回復したらデータ消えます。きっと(経験済み)
- HDDディスクを換装する前提として使う場合には、シングルモードで使用しないとRAIDドライブの回復ができないことがあります。(経験済み)
- 下記で説明している MediaTomb, telnet の設定は必ずHDDドライブ(物理的な機器)毎に設定を行うこと。
- RAID0で使用する場合の注意点
- ドライブ1基(上側)もしくは、ドライブ2基(上下)単体でRAID0を構築することが可能ですが、HDDを換装した場合については
必ずRAID0を作成した同じドライブ対してに換装しないと問題が発生する原因となります。
※ドライブ上側でRAID0を作ったら換装しても必ず上側にいれること。
- RAID0を構築したドライブ以外に換装するとHDDを「回復」することができません。(できませんでした)
凄い注意点2!! †
- 凄い注意点!!の通りにHDDディスクを換装した直後は、換装したHDDディスクが見えませんので下記の手順に従って元に戻す必要があります。
- 手順
- 「RAID設定」 をクリック

- 「RAID設定」 → 「回復」をクリック

- 「RAID設定」 → 「回復」 → 「設定」をクリック

- 'YES'を入力し「OK」クリック

ファイルが削除できなくなったよ †
- サーバにファイルを転送しフォルダ移動しようとしたら、「管理者権限でないと・・」と怒られました。
なぜ?なぜ?と思いつつ、どうしようもないので telnet できるようにプラグインを導入しました。
Telnetでログイン可能とするためにプラグインを導入 †
- Corega版ファームウェア 01.03.2140.01以降用 (CG-NSC2100GT用)をダウンロードしPUBLICフォルダに保存する。
※mediatomb_010102_corega.ppgファイルです。
- Web設定画面にログインして「フォルダ/プリンタ設定」→「サービス設定」で、DLNA Serverを無効にする。
- 管理画面の「システム管理」→「ファームウェア更新」→「アプリケーションの追加」まで進み、先ほどPUBLICフォルダ保存した mediatomb_010102_corega.ppg を入力して実行し特にエラーが発生していない場合は、NASを再起動する。
- 再起動後に、NAS共有ディレクトリ COREGA_APP\MTOMB\server\telnetファイルをメモ帳などで開き、telnetを使用するユーザ名を書き込み保存する(NASのユーザ管理で設定したユーザを、1ユーザのみ指定する)。
※Vistaからでは、ファイルを保存できなかったのでやむなくXPで書き込みました。
- Web設定画面にログインして「フォルダ/プリンタ設定」→「サービス設定」で、mediatomb 0.11.0 UPnP Server を有効にする。
- telnet を使ってみます。
- Windowsのtelnet でも、Linux のtelnetから、NASアドレス+ポート2380 にアクセスしてみます。
telnet xxx.xxx.xxx.xxx 2380
- COREGA_APP\MTOMB\server\telnet で指定したユーザでログインできるようになっているハズですのでログインしてみます。
- ログイン後、sudo sh でrootになれるそーですが、すでに root っぽかった。よ。
- 削除できなかったディレクトリを確認してみますが、Linux の知識が多少必要・・・
- df コマンドでマウントされているディレクトリを確認してみる。
% df -k
/dev/ram0 15863 7950 7913 50% /
/dev/mtdblock4 10240 8432 1808 82% /mnt/usr_sqfs
/dev/mtdblock5 3072 1592 1480 52% /mnt/pro_sqfs
/dev/mtdblock7 10624 3060 7564 29% /APP
/dev/loop0 8064 8064 0 100% /usr
/dev/loop1 1472 1472 0 100% /promise
/dev/mtdblock6 2048 112 1936 5% /data
/dev/vg001/lv001 967984528 177020988 790963540 18% /VOLUME1
/dev/vg002/lv001 967984528 32888 967951640 0% /VOLUME2
- HDD1(筐体からみると上側)は、/VOLUME1 に マウントされていますので public などに移動してディレクトリ・ファイルを確認してみる。
% cd /VOLUME1/public/data
% ls -al
drwxr-xr-x 2 hoge hoge 4096 Sep 19 2006
- 実行権限(削除できん)が、とれてるやん!・・・
- chmod で、実行権限を付与します。
% chmod -R +x data
- これでWindows(Vista)から削除することができました♪
MediaTomb がはいったよ †
- 実は telnet が使えるようになったのは、MediaTomb のオマケみたいなものなんです。
- MediaTomb アクセスは、Web画面から「http://NASのIPアドレス:49152/」と実行します。
- DLNAから見える初期フォルダは、「Videos, Musics, Pictures」となりますが Linux ファイル以下を直接DLNA公開することも可能です。
- MediaTombのWeb画面から、「Filesystem」をクリックするとLinuxのディレクトリツリーが表示されるのでここでDLNA公開をクリックして
画面右側あたりの、「(+)」マークを選択します。
- 設定画面が出てくるので、Scan Mode:Timed, Scan Level:Full, Recursive:チェック, Scan Interval (in seconds):1800
Scan Interval は、DLNAでファイル公開するためのスキャン時間です、1800秒なので30分間隔ね。

自宅でLinuxサーバが起動しサーバ公開している場合、NASをsambaマウントでftp公開することもできる。 †
- インターネットから、ftp サーバとして自宅Linuxサーバ経由でNASを公開することができます。
- 前提条件
・NAS側
public フォルダーを公開
hoge ユーザを作成し、public フォルダーの読み書きをできるようにする
NASアドレスは、xxx.yyy.zzz.ccc とする
・サーバ側
hoge ユーザを作成
hoge ユーザのホームディレクトリ以下の「public」ディレクトリをftp公開とする
NAS側のpublic フォルダーは、読み込み専用とする
- コマンド
% sudo su
# cd /home/hoge
# mkdir public
# sudo mount -t cifs //xxx.yyy.zzz.ccc/public /home/hoge/public -o username=hoge,ro,iocharset=cp932
password: ← NAS側で設定したhogeユーザのパスワード
- サーバ側の、vsftpdの設定に「use_sendfile=NO」を指定する。
CG-NSC2100GT 参考リンク †
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