webalizer 2.01-10 に関するインストールメモ2(2003/03/11)
1. /etc/webalizer.conf の設定内容です
LogFile /var/log/httpd/access_log
分析対象とするログファイルを指定します。ローテートされたログファイル(access_log.x.gz等)が大量にある場合は、日付の古い順に処理しないと、処理されないようです。
LogFile /var/log/httpd/access_log.4
LogFile /var/log/httpd/access_log.3
LogFile /var/log/httpd/access_log.2
LogFile /var/log/httpd/access_log.1
LogFile /var/log/httpd/access_log
分析対象とするログファイルの指定は、上記の様に複数行の指定も可能です。また、圧縮されたファイル(ファイル名の最後が「.gz」)は、自動解凍してから分析するみたいです。
#LogType clf
ログの種類を指定します。Webサーバのログの場合は、「clf」になります。その他の指定として webalizerは、FTPサーバ「wu-ftpd」や、SQUIDサーバに対応しているようです。wu-ftpdのログのときは「ftp」、squidのログのときは「squid」と指定します。
#OutputDir /var/lib/httpd/htdocs/usage
分析結果のHTMLファイル類を出力するディレクトリを指定します。
#HistoryName webalizer.hist
webalizerのヒストリを記録するためのファイル名を指定します。具体的には、トップページの1年間のグラフおよび各月に対するリンク情報となります。
#Incremental no → (yes)
Incremental no の場合、指定された分析対象ファイルから分析出力結果を生成します。この場合の問題点として、分析対象ファイルは常に増減/ローテイト(logrotate)されてしまうためローテイトによってファイルが切り替わった時には、過去の分析出力結果が無くなってしまいます。
そーなるのが嫌な場合、分析対象とするログファイルを複数行指定するか。本パラメタを 「yes」にすることで回避することができます。
#IncrementalName webalizer.current
Incremental パラメタを 「yes」 に設定したときに有効になる設定項目です。データファイル名を指定しますが、特に理由がなければそのままにします。
#ReportTitle Usage Statistics for
分析出力結果のタイトルを指定します。デフォルトでは、「Usage Statistics for ドメイン名」のようにタイトルが付けられます。
#HostName localhost
FQDN(Webサーバのホスト名)を指定します。なにも指定しない場合、hostnameコマンドによって得られるホスト名が使われるようです。
#HTMLExtension html
分析出力結果として出力するHTMLファイルの拡張子を指定します。好みの問題ですが「.htm」と「.html」と指定することも可能です。
PageType htm*
PageType cgi
#PageType phtml
#PageType php3
#PageType pl
分析対象ファイルとなる拡張子を指定します。ここでは、ワイルドカードが使用することができます。
#UseHTTPS no
分析出力結果のリンク先を http/https で使用するか否かを指定します。「no」の場合、「http://」が使用され、「yes」の場合、「https://」が使用されます。
#DNSCache dns_cache.db
DNSの逆引きによる名前解決ファイル名を指定します。
#DNSChildren 0
DNSCache の指定時に使用される、逆引き処理でのプロセス数を指定することができます。通常 5〜20 位が適当じゃないかな?
#Quiet no
webalizer実行時にメッセージを出力するかどうかを指定します。「yes」に指定すると警告/重大なエラーメッセージ以外は、表示されません。
#ReallyQuiet no
webalizer実行時に警告/重大メッセージを出力するかどうかを指定します。「yes」に指定すると警告/重大なエラーメッセージも表示されません。
#GMTTime no
分析出力結果の時間表示をGMT表示に指定します。
#CountryGraph yes
#DailyGraph yes
#DailyStats yes
#HourlyGraph yes
#HourlyStats yes
分析出力結果で表示されるグラフの表示を有効/無効に指定します。
#TopSites 30
#TopKSites 10
#TopURLs 30
#TopKURLs 10
#TopReferrers 30
#TopAgents 15
#TopCountries 30
#TopEntry 10
#TopExit 10
#TopSearch 20
#TopUsers 20
分析出力結果の各要素の結果数を指定します。「0」を指定するとその項目は表示されません。
# Your own site should be hidden
#HideSite *mrunix.net
#HideSite localhost
分析出力結果の中に自分自身(localhost)のアクセスを結果レポートに含めない場合に指定します。指定方法は、ドメイン名(あるいはサブドメイン名)を記述します。(ワイルドカードによる指定も可能)
# Usually you want to hide these
HideURL *.gif
HideURL *.GIF
HideURL *.jpg
HideURL *.JPG
HideURL *.png
HideURL *.PNG
HideURL *.ra
分析出力結果に画像ファイルなどを含めないときに設定します。
# You can also hide based on authenticated username
#HideUser root
#HideUser admin
「.htaccess」などの認証ページへのアクセスに対しての分析出力結果に含めたくないユーザ名を指定します。
HideURL secret.txt
HideURL *.cgi
HideURL /xxxxxx/*
分析出力結果として含めたくない、ファイルおよびcgi、等々を設定します。