Squid 2.4
に関するインストールメモ(2002/07/25)
Squid セキュリティホールあり! Squid-2.4.STABLE7 にバージョンアップしましょう!
wwwサイトのアクセスを行うと相手先に接続し、ローカルのマシンにファイルをダウンロードし画面を表示します。この場合、複数の人間が同じ wwwサイトを見ていたと仮定すると、そのマシン毎にアクセスが発生するため非常に無駄な大域/時間を要します。
Squid を使用すると wwwサイトの情報をキャッシングするため上記の様な複数アクセスが発生した場合、始めの1回だけ相手のサイトを参照し、後はキャシュに貯められた情報をローカルのマシンに返すためデータの効率が非常に良いです。また Squid は、proxy として機能するため、指定のマシンのみアクセス可能にするなどの設定も可能です。
Squid の本家は、こちら http://www.squid-cache.org
1.インストールと設置方法です。
% wget http://www.squid-cache.org/Versions/v2/2.4/squid-2.4.STABLE7-src.tar.gz
% tar zxf squid-2.4.STABLE7-src.tar.gz
% cd squid-2.4.STABLE7
% ./configure --prefix=/opt/local/squid
% make all
% su
# make install -n
# make install2.squid.conf(/opt/local/squid/etc/squid.conf) の設定を行います。以下の項目を修正するととりあえず Squid を使用することができます。
http_port 8080 ← 8080ポートで接続します
icp_port 0
cache_dir ufs /opt/local/squid/cache 2000 16 256 ← ディスクサイズを 2000MBとします
ftp_user hoge@sea-bird.org
http_access allow all
http_access deny all
cache_mgr hoge@sea-bird.org3.キャッシュディスク、ログディスク領域の設定を行います。
# cd /opt/local/squid
# mkdir cache
# chown nobody:nogroup cache logs
# /opt/local/squid/bin/squid -z4.とりあえず squid を実行してみて cache.log にエラーが出力されていなければ問題ありません。
# /opt/local/squid/bin/squid &
# cd /opt/local/squid/logs
# view cache.log5.自動起動できるように設定します。squid の起動スクリプトは、ここ。
6.init.d および rc2.d の設定を行います。
# vi /etc/init.d/squid ← これを編集する
# chmod 755 /etc/init.d/squid
# ln -s /etc/init.d/squid /etc/rc2.d/S98squid7.キャッシュサイズを変更したい場合は /opt/local/squid/etc/squid.conf の request_body_max_size 値(デフォルトで 1MB)を変更します。
8.Squid のキャッシュマネージャプログラムを実行可能な設定とします。
# cp /opt/local/squid/libexec/squid/cachemgr.cgi /opt/local/apache/cgi-bin
# chmod 755 /opt/local/apache/cgi-bin/cachemgr.cgi9.ブラウザから proxy 経由にてアクセスします。IE6.0 の設定方法は、「ツール − インターネット − 接続」のLAN設定を選択し、プロキシアドレスに Squid をインストールしたマシンの ip アドレス、ポートに 8080 を設定してください。
10.proxy の設定が正しくければ、通常と同じようにネットサーフィンを楽しめるはずです。