Intel-Solaris8 インストールに関するメモ(2002/01/21, 更新日 2003/03/19) 
 

メモです

Solaris その響きいいですね〜〜。仕事で使っていますが、まさか自宅に導入できるなんてぇぇ夢のようです(笑)。これで家でも仕事できる(泪)。

おいらのマシン

・Intel版 Solaris 8(10/1) CD-ROM(当然か笑)

・自作ハード (M/B:MSI-694D Pro, CPU:Pentium III, 733Mz * 2,  HDD 45GB, Memory:1GB)

・LANカード Intel EtherExpress PRO/100B PCI 

・ビデオカード MATROX MILLENNIUM G450

インストール前の確認

Intel-Solaris8 を導入する場合、Linux をインストールするよりも敷居が高く無名のビデオカード/NICを使用するとインストールできません。

な訳で「いつも心に太陽を:install前に」を、参照て前準備にいそしみましょう〜〜

インストール方法

1. マシンを立ち上げ、マザーボードのBIOS設定で、CD-ROMから立ち上がる様に設定する。

2. 「Solaris8 software 1 of 2」 を入れ、CD-ROMブートする。

    ※ Web starは、途中で止まってしまうため。対話式のインストールを行う。

3. "Solaris Device Configuration Assistant"画面が表示されるので F2-Continue を押下し先に進む。

4.途中 Enterを要求してきたり、Device の検索が自動にされるなどして、"Bus Enumeration"画面が表示され以下の情報(マシンの構成により異なります!)も同時に表示される。

ISA: ACPI: 16550-compatible serial controller
ISA: ACPI: 16550-compatible serial controller
ISA: ACPI: Floppy disk controller
ISA: ACPI: Motherboard
ISA: ACPI: PS/2 mouse
ISA: ACPI: Parallel port
ISA: ACPI: System Keyboard (US-English)
ISA: Game port (Joy stick)
PCI: Audio device
PCI: Bus Mastering IDE controller
PCI: Intel Pro100/B Fast Ethernet
PCI: Mass storage controller
PCI: Universal Serial Bus
PCI: Universal Serial Bus
PCI: VGA compatible display adapter

5.このまま進むと、英語キーボード(US-English)となってしまい具合が悪いので、日本語のキーボードを選択しなおしします。

6.F4-DeviceTasks 押下し "Set Keyboard Configuration" にチェックし、日本語キーボード(Japanese(106)) を選択します。下記は、その手順を示したものです。

F4-Device Tasks

  [X] Set Keyboard Configuration

F2-Continue

  [X] Japanese(106)

F2-Continue

  [X] with Windows keys

F3-Back

ISA: ACPI: System Keyboard (Japanese(106))

7."Boot Solaris"画面が表示され、どのドライブから起動するのかを聞いてきますので、CD を選択し F2-Continue を押下し先に進みます。下記は、その手順を示したものです。

[X] CD : Target 0:TAEIL CDD-8400TT 4.39
          on Bus Mastering IDE controller on Board PCI bus 0, at Dev 7, fu

8.ここから先は、時間がかかります。グレー画面が表示されるので Enter を押下します。で、白い画面が表示され、言語(Select a Language)を聞かれるので、Japanese/EUC(ja)を選択し先に進みます。

9."The Solaris Installation Program"画面が表示され、しばらくするとまた背景が青い画面に戻ってメッセージが表示されるので、F2-Continue を押下し先に進みます。

10."kdmconfig - Introduction"画面が表示されるので、メッセージを読んだらF2-Continue を押下し先に進みます(以下の画面が表示されるまで同じ)。

11."kdmconfig - View and Edit Window System Configuration"画面に、自動検索されたマシン構成+キーボードの情報が表示されます。問題がなければ F2-Continue を押下し先に進みます。(Matrox G450なら問題なしです)

※ この情報は、後から kdmconfig で変更可能です。

     Video Device: Matrox MGA G400/G450(32MB)
      Screen Size: 16-inch(41cm)
Resolution/Colors: 1024x768 - 256 colors @ 85Hz
     Monitor Type: Plug and Plug Mfreq 16 Inch FUJ4601 (up to 1280x1024 @)
    Keyboard Type: Generic Japanese(106)
  Pointing Device: Built-in PS/2 Mouse (3 Button)

12."kdmconfig Window System Configuration Test"画面が表示されるので F2-Continue を押下し先に進みます。自動的にディスプレイ・キーボード・マウスの設定プログラム kdmconfig が起動します。

13.画面が切り替わり、選択した解像度になりテストパターンが表示されるので、正常に表示されたらマウスで Yes を左クリックし先に進みます。

14.こっからが長いです。X ウインドウが起動するまで待って、後はスライスの設定とネットワークの設定を指定します。ちなみに、IPアドレスは固定では無く DHCP にしました。

IPアドレスは固定では無く DHCP にした場合、ホスト名が "unknown" となってしまいます。変更するためには・・・

15.今回行った設定は、下記の通りです。

■ネットワーク構成
   ネットワークに接続 :する
   DHCP               :はい
   IPv6               :いいえ
   Keyberos           :いいえ
   ネームサービス     :DNS
   地域               :アジア東部(日本)

■地域の選択
   アジア     :Japanese EUC(jp)
                Japanese PC Kanji(jp_JP.PCK)
                Japanese UTF-8(ja_JP.UTF-8)
   北アメリカ :U.S.A(en_US.ISO08859-1)

■ソフトウエアの選択
   Entire Distribution plus OEM support(1.4MB)

■ディスク 42GBを下記の様に割り当てた(単位MB)
   /             2048
   /home2       10240 ← Oracleデータベース領域
   /var          7168
   swap          2048
   /opt          6096
   /usr          4096
   /export/home 11226 ← ユーザ領域

16.小1時間位かかってインストールが終わると、「Solaris8 software 2 of 2」 を入れてくれ。と要求されますので、CD-ROM を入れます。CD-ROMを入れ「次へ」ボタンを押下すると自動的にインストールが始まります。

17.インストールが終わると今度は「Solaris8 Languages」 を入れてくれ。と要求されますので、CD-ROM を入れます。CD-ROMを入れ「インストール開始」ボタンを押下すると自動的にインストールが始まります。全てが終了すると「リブートする」と表示されるので、ボタンを押下します。

18.リブートし、システムが再起動したら GUIのログイン画面が表示されます。この段階では root ユーザしか存在しないので root でログインします。次に、ディスクトップ環境を聞いてきますので「共通ディスクトップ環境(CDE)」を選択します。

19.gcc などの software(GNU) は、「Solaris Software Companion」のCD-ROM に入ってます。今回は、このマシンで開発して遊ぶので、全ての software を選択していれておきます。じゃ健闘を祈る。

最新パッチと状況の差分の確認方法

1. Patch Check ツールを SUNのサイト(http://sunsolve.sun.com/pub-cgi/show.pl?target=patchk)に行き、手順通りにダウンロードする。patchdiag.xref ファイル(最新パッチリスト)もダウンロードします。

2.ダウンロードしたファイルを解凍する。

% zcat pchk_1.1.tar.Z | tar xvf -
% cd patchcheck_1.1/

3.cross-reference file(patchdiag.xref) を、解凍したチェックツール同じディレクトリに保存し、現在のパッチ状況を確認する。

% ./patchk.pl

4.パッチが当たっている場合は「CURRENT」、あたっていない場合は「xx」と表示されます。

109224 01 CURRENT SunOS 5.8_x86: libgss.so.1 and libkadm5clnt.so.1 patch
109235 07 09      SunOS 5.8_x86: Apache/mod_jserv patch
109239 02 CURRENT SunOS 5.8_x86: /usr/bin/i86/ipcs patch
109278 02 CURRENT SunOS 5.8_x86: /usr/bin/iostat patch

現状のパッチ状況の確認方法

1. 現在のパッチ当て状況は、「showrev -p」 コマンドで確認する事ができます。もしくは "/var/sadm/patch" ディレクトリ下にある数字のディレクトリが、現在当たっているパッチ版数です。

※ 8_Recommended.zip の中にある「CLUSTER_README」ファイルを見ても参考になります。

パッチ適用方法(Recommended編

俗にいうジャンボパッチのことで、モノグサな人でも最低限これだけは、あてておいてくださいぃ

1. SUNのサイト(http://sunsolve.sun.com/pub-cgi/show.pl?target=patches/patch-access)に行き、Intel-Solaris8(8 x86)のパッチファイルをダウンロードしてくる。

2.ダウンロードしたファイルを解凍する

% cd /opt/local/src
% unzip 8_x86_Recommended.zip
% cd 8_x86_Recommended

3.OSを再起動し、シングルユーザモード(b -s)にて起動する。

4.解凍したディスクをマウントしパッチを適用する。

# mountall -F ufs
# cd /opt/local/src
# cd 8_x86_Recommended
# sh install_cluster -nosave
# umountall
# sync
# sync
# sync
# sync
# /etc/halt

パッチ適用方法(個別パッチをあてちゃうぞ編)   ※ サマージャンボは、当たりません

まずは、SUNのサイト(http://sunsolve.sun.com/pub-cgi/show.pl?target=patches/patch-access)に行きパッチレポートを参照します。で該当のパッチを FTP で持ってきます。ちなみにパッチのファイルは「番号.tar.Z」となっていますだ。

1.ダウンロードしたパッチファイルを解凍する

% zcat patch-number.tar.Z | tar xvf -

2.パッチを適用する。

% su
# patchadd patch-number

3.パッチを適用し終わると〜。

Patch number ******-** has been successfully installed.
See /var/sadm/patch/*****-**/log for details

Patch packages installed:
  SUN******
  SUN******

*.こんなシェルを作ってあてる方法もある

#!/bin/sh

cd /usr/src/patch
/usr/local/bin/wget ftp://sunsite.sut.ac.jp/pub/sun-info/sunsolve-patches/$1.tar.Z
cd /usr/local/tmp/patch
/usr/local/bin/zcat /usr/src/patch/$1.tar.Z | tar xvf -
/usr/sbin/patchadd $1
cd /usr/local/tmp/patch
rm -rf $1

デバイスのリコンフィグ

OSを再起動し、リコンフィグモード(b -r)にて起動する。

キーボード・マウス・画面のリコンフィグ

# kdmconfig

ネットワークのリコンフィグ

# sys-unconfig