Cobalt Qube3J の設定に関するメモ(2002/02/17, 更新日:2003/06/05) 
 

メモです

Cobalt Qube3Jは、通常の Linux が入っていますが、ユーザインタフェース等の変更を独自で行っているため、ログ等の出力結果が一般的なディレクトリ下になかったりします。そんなこんなで、よく忘れちゃうので良く使う&見るログの位置とかをメモにしました。

Webサーバ情報

1) httpデーモン(/usr/sbin/httpd)が、ポート:80で立ち上がっています。

2) 設定ファイルは /etc/httpd/conf/ ディレクトリ下にあります。

3) ドキュメントルートは /home/groups/home/web ディレクトリ下にあります。(サイトトップページの位置です)

4) httpアクセスログは /var/log/httpd/home-access ファイルです。

5) httpエラーログ /var/log/httpd/home-error ファイルです。

6) httpの開始は /etc/rc.d/init.d/httpd restart です。

Webサーバのエラー画面

簡単1の方法  /usr/sausalito/ui/web/error 以下にそれぞれのエラー内容に対するファイルが存在するので、そのファイル内容を書き換える。

簡単2の方法 /etc/httpd/conf/srm.conf ファイルの 401行目付近にある以下の記述をコメント(# で)にすると、一般的な Apatch サーバのエラー表示と同じになります。

ErrorDocument 401 /error/authorizationRequired
ErrorDocument 403 /error/forbidden
ErrorDocument 404 /error/fileNotFound
ErrorDocument 500 /error/internalServerError

WWWキャッシュサーバの指定

Qube3J には、WWWキャッシュサーバ(squid)が自動的に立ち上がっています、 クライアントから 3182 ポートにアクセスするだけでキャッシングされたデータを参照することができます。

1) 設定ファイル(/etc/squid/squid.conf)です。

2) キャッシュサイズ(cache_dir ufs /home/squid2/cache 500 2 256)です。

サイトトップページの位置

ftpソフトでWebサーバにアクセスし、Adminユーザアカウント(admin)でログインします。で、Webのトップページ /home/groups/home/web に index.html を置けば、Webトップページとして反映されます。

管理画面用のWebサーバ

1) httpデーモン(/usr/sbin/ahttpd)が、ポート:81で立ち上がっています。

2) 設定ファイルは /etc/admserv/conf ディレクトリ下にあります。

3) 管理者の画面を表示するには http://localhost/admin を実行します。

 ※ ポート:81は、Internet上から不正に操作されない為にも穴を塞いでおいた方が無難です。

Perlのパス

/usr/bin/perl です。実行すべきCGIスクリプトが、それ以外になっている場合は、書き直しましょう。

CGIの設置(共通で使用する場合)

/home/groups/home/web 以下にCGIファイルを作成し、実行権限(755)をつけてやれば可能です。

 ※ group/other に write権限を付与した場合、CGIラッパーがエラーとしてしまいます。

個人で使用する場合の設定

1) hoge ユーザを作ったと仮定して話を進めます。

2) URLは http://www.sea-bird.org/~hoge です。

3) URLに対するディレクトリは /home/users/hoge/web です。

4) CGI設置ディレクトリは /home/users/hoge/web ディレクトリ以下です。

 ※ group/other に write権限を付与した場合、CGIラッパーがエラーとしてしまいます。

ユーザサイトに移動すると ns.sea-bird.org となってしまう

/etc/httpd/conf/httpd.conf の記述に "ServerName ns.sea-bird.org" と記述されているためです。

ここの記述を "ServerName www.sea-bird.org"と修正し httpd を立ち上げなおしてください。

Adminパスワードのリセット

Administrator のパスワードを忘れた場合は、QUBE筐体の裏面にある電源スイッチの真下にある小さな穴を約2秒程押します。そうするとLCDに「Adminパスワードヲリセットシテイマス」と表示されるので、管理サイトのユーザセクションに移り、ユーザ名 admin と新しいパスワードで設定しなおす事ができます。

Telnetで接続されるまでに時間がかかる

DNSの逆引がうまく解決できていない場合に、この様な現象がおきます。簡単な解決策としては /etc/hosts にTelnetでアクセスするべき端末のipを列挙すれば解決します。

mailログ

/var/log/maillog に送受信したメールの履歴が残っています。

システム関連のログ

/var/log/messages にシステムにアクセスした履歴が残っています。

OSイメージディスク

Cobalt名だったころには1万くらいしてたOSイメージディスク(CD)も、sunに吸収されてからはサイトから自由にダウンロードできるようになったそーな。URL は "ftp://ftp.cobalt.sun.com/pub/iso/README.txt"を参照のこと。