CygwinでApache(1.3.27) を起動するメモ(2003/01/14)
・Cygwin が正しくインストールされていること
・inetd の設定が終了していること
・Apache 1.3.27 を使用する
ホームページをインターネットで公開するとき、ftp で ISP で指定された場所に html 文章などのファイルを置くとと簡単に公開することができますが、それは裏で Web Server と言うプログラムが動いているからなのです。世の中には商用として Web Server は数ありますが、この Apache は GNU版として無償なのです。しかもよくできている! 「この本」 「ここで買う」
Hyper Text Transfer Protocol = HTTPといい、例えば IE(クライアント) から http://www.hoge.com と打った場合、Web Server はアクセス要求のあったクライアントに対し、"index.htm" ファイルを送るよぉ〜っていい、クライアントはその "indexhtml."を受け取り表示手順のことを乱暴ですがプロトコル=手順といいます。実際のところ普通の人は、HTTPの手順など知らず気ままにネットサーフィンなんかしていますが、この方法さえ判れば簡単に、あるサイトが更新されたとか、動画のファイルが存在しているなどわかります。他のメール(SMTP)や、ファイル転送(FTP)なども手順は違いますが、プロトコルに従ってアクセスすれば簡単に相手とお話することができるのです。
数あるプロトコルですが実際のところ、いったい誰がこのプロトコルを決めるのでしょう? そもそも自分に有利な様にプロトコルを作ってしまうとそれを使う人が困ってしまいますよね。そのようにならないために RFC という団体が決めていくわけです。ちなみにこんな文章ね。
さて長くなりましたが Cygwin に Apache を入れてみましょう。まずは Apache のパッケージをダウンロードしてきましょう。ここ(かならず Cygwin用の 1.3.27 をダウンロードしてね)。
1) ダウンロードしたファイルを /tmp などのテンポラリードライブに解凍します。
$ cd /tmp
$ wget http://nagoya.apache.org/mirror/httpd/binaries/cygwin/apache_1.3.27-i686-whatever-cygwin.targz
$ gzip -dc apache_1.3.27-i686-whatever-cygwin.tar.gz | tar xvf -2) configure を使って make できる環境を作成します。このとき configure のオプション prefix には Apache をインストールするディレクトリを指定してください。実行後に make, make install してください。
$ cd ./apache_1.3.27
$ configure --prefix=/usr/local/apache
$ make
$ make install3) うまく最後までいけば以下の様に表示されます。ダメな場合は、問題点を指摘してくれますので指示通り最初から進めてください。
+--------------------------------------------------------+
| You now have successfully built and installed the |
| Apache 1.3 HTTP server. To verify that Apache actually |
| works correctly you now should first check the |
| (initially created or preserved) configuration files |
| |
| /usr/local/apache/conf/httpd.conf |
| |
| and then you should be able to immediately fire up |
| Apache the first time by running: |
| |
| /usr/local/apache/bin/apachectl start |
| |
| Thanks for using Apache. The Apache Group |
| http://www.apache.org/ |
+--------------------------------------------------------+4) うまく最後までいけば以下の様に表示されます。ダメな場合は、問題点を指摘してくれますので指示通り最初から進めてください。
5) /usr/local/apache/conf/httpd.conf ファイルを編集します。下記の項目を適時書き直してください。
$ vi /usr/local/apache/conf/httpd.conf
Port 80
User hogehoge2
Group none
ServerName hohe-man6) "apachectl start" で Apache を起動します。上記の項目の設定が間違っている場合、問題点を指摘してくれます。
$ cd /usr/local/apache/bin/
$ apachectl start7) うまく最後までいけば Apache が立ち上がっています。ためしにブラウザーから "http://自分のipアドレス" って打ってみて Apache の画面が表示されれば ok です。
マシンが立ち上がったら毎回毎回 "apachectl" でスタートかけるのは面倒ですよね。いい方法があります "cygrunsrv" コマンドを使えば、マシンが立ち上がった際に自動的にサービスを開始してくれるコマンドがあります。
1) コマンドラインから以下のコマンドを実行してください。設定が正常に終わったら確認の意味をこめてマシンを再起動してください。ほら!無事起動されているでしょ?
cygrunsrv -I apache -p /usr/local/apache/bin/apachectl -a 'start'
cygrunsrv -S apache
上記のインストールによって設定されるドキュメントルートは、以下のパスです。
<Directory "/usr/local/apache/htdocs">
初心者向けApacheの設定手順について記述されています。
Apacheのサイトです。Apache + Cygwin の詳しい設定の方法が載っています。(英語)
Apacheで SSL を使用する方法について記述されています。
日本語版 Apache設定ファイルについて記述されています。